宅建試験の勉強方法と勉強スケジュールとやる気
目次
このシリーズでは宅建試験に失敗しない方法をお伝えします。
宅建試験に初めて挑戦する人は、勉強スケジュールと勉強方法で躓きます。
その原因は主に以下のようなものです。
- どう勉強したらいいか分からない(勉強をしたことがない)
- ゴールが見えない(テキストや過去問の進め方が分からない)
この記事は「2.ゴールが見えない(テキストや過去問の進め方が分からない))」を扱います。
→前回「1.どう勉強したらいいか分からない(勉強をしたことがない)」
この記事を書いた人:部長
高卒フリーターが全くのゼロ知識で勉強を初めて宅建に合格。確固たる勉強法を活用して司法書士試験、行政書士試験にも合格。FP、貸金業務取扱主任者といった他資格も取得。法律系資格に合格できる勉強法を活用して「宅建脳の作り方」を組成。
ゴールが見えない(テキストや過去問の進め方が分からない)
ここでは宅建部が宅建試験のスケジュールを建てられるように大まかな目安を提示します。
■前提
・テキスト・過去問1周目のスケジュールです。
・時間が余ったら前倒しでスケジュールをこなしてください。
※1周目とは?
テキストを初見で一通り最後まで見ることです。全分野見終われば1周目終わりです。講座であれば最初から講座のラストまで見ることです。それ以降は2周目、3周目と何回も復習をすることになります。
以下の例で目安を提示します。
- 週10時間前後の勉強時間を取れる方
- 週15時間前後の勉強時間を取れる方
- 週25時間前後の勉強時間を取れる方
ノルマを設定してそのノルマを毎日こなしていくことが最優先です。→ノルマ最優先の原則
以下を参考に多過ぎず少な過ぎずのノルマを自分なりに設定しましょう。
「週時間」で管理?
仕事、家事、学業などで時間が取られる方は1日の勉強時間よりも週による勉強時間で管理したほうが融通が効きます。
→週10時間前後の勉強時間を取れる方
平日1時間(計5時間)、休日2時間30分(計5時間)が目安になります。
【平日】
テキストを進める(講座を取っている方は講義を見る)
↓
進んだ分の過去問を解く
↓
進んだ分のテキストの復習をする
↓
上記を繰り返す
【休日】
平日の続きをする。
1週間で進む時間は3~5時間程度を意識します。
このスケジュールのまま本試験にいくのであれば目安として10ヶ月はほしいところです。8〜10月に勉強時間を増やせるのであれば6〜8か月でも大丈夫です。
→週15時間前後の勉強時間を取れる方
平日1時間(計5時間)、休日5時間(計10時間)が目安になります。
【平日】
上記と同じ
【休日】
平日の続きをする。余分な時間があれば進めることに当てます。
1週間で進む時間は4~6時間程度を意識します。
このスケジュールのまま本試験にいくのであれば目安として7ヶ月はほしいところです。8〜10月に勉強時間を増やせるのであれば4〜5か月でも大丈夫です。
→週25時間前後の勉強時間を取れる方
平日2時間30分(計12時間30分)、休日6時間(計12時間)が目安になります。十分な勉強時間が確保できている方です。
【平日】
(15〜30分程度の予習)テキストを進める(講座を取ってるなら講義を見る)
↓
進んだ分の過去問を解く、進んだ分のテキストの復習をする
↓
(進んだ分のテキストを軽復習する)テキストを進める(講座を取ってるなら講義を見る)
↓
以降繰り返し
【休日】
平日の続きをする。余分な時間があれば進めることに当てます。
このスケジュールのまま本試験にいくのであれば目安として3~4ヶ月あれば合格圏内を狙えます。8〜10月に勉強時間を増やせるのであれば2~3か月でも大丈夫です。
まとめ
スタート時期、独学か否か、勉強方法などによって大きく前後することはあると思います。
しかし、何も目安がなければ闇雲に勉強することになり失敗の可能性が上がります。
上記を目安にしてみてください。
司法書士の実務をしながら大学講師をしている法律家。
個別指導はこちらから受けられます。
宅建士、司法書士、行政書士、貸金業務取扱主任者など法律系資格を保有。
法律未学習・高卒・フリーターから宅建試験をきっかけに法律の道を進む。